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開廷前、控室に座っていると、 別の裁判の弁護士さんと当事者の方が 自分たちのことをさておき、 「我々の次はジャニーズと文春らしいですね」 「へぇ、名誉毀損か何かですか?」 と熱心に語り合っていらっしゃいました。
法廷の外に出た喜田村氏と林氏は、ジャニーズ側弁護人と名刺交換。 取材の人(どの媒体かは不明)が2〜3人、 喜田村氏に質問していました。 「先生のご著書お読みしました。とても おもしろかったです・・・」など。 そこで私が近寄って 「藤尾 潔さんから頼まれてきたのですが・・・」 「何でしょう?」 「ご存じですか?」 「お名前は存じあげております。ただ、何者かは存じません」 「そうですか。藤尾さんから先生のお名刺を頂戴するように 頼まれているのですが」 「いやです」 「どうして?」 「いやです」 「では、その旨藤尾さんにお伝えしておきます。失礼しました」 と、先生はエレベーターに乗っていかれました。 私も別のエレベーターで降りて さて、霞ヶ関から帰ろうか、桜田門から帰るか 迷い道くねくね。 朝は、霞ヶ関から来たから、 今度は桜田門にしようと 地下に下りて行き、 ほっと気づくと、喜田村氏と女性弁護士が 立っていらっしゃいました…。 人間だれしも職業人であるならば その職業人として持ち得た、自分なりの 代表作 を持ちたいものではないでしょうか。 自分の経歴を自ら、別に人に見せるわけでなくとも その最初に書きたい事柄。 それがもし この女性弁護士が 林 陽子氏であったなら それは例えば 「タイ買春読本」裁判 在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件 であったのではないでしょうか。 そしてもし 加城千波氏であったならば NHK大麻報道是正裁判 ではありますまいか と勝手ながら想像しています(何分にも修業中でして…)。 もちろん、先生一人一人の胸のうちにも 小さな、しかし自分と弁護された人々 にだけ大きな、大切な裁判、弁護活動が あったりされるのかもしれません。 しかし、 昨19日、東京地裁で行われました この裁判は どうにも あなたに 不似合いな気がいたしました。 逆の弁護側でありましたなら、 まだ救いがあったかもしれません。 『評決』のコンキャノンのように 顧問料を確保するため あるいは 依頼が来たら逃げない といった、お考えなのかもしれません。 しかし、今法廷の次回が3月29日でありますように 日本の裁判は時間がかかります。 弁護士としての活動時間を 仮に30年と致しましたところで 全弁護士生涯を通じて立ち会える法廷は 限りがあるでしょう。 その1つがこれであることを いかがお考えでありましょうか? 「代表作」になる可能性、ありましょうか? 特に、日本の弁護士約16000人という 異常 な少なさ。 女性弁護士は、全国全部合わせて 1200人 しかいない事実。 あなたはその1人。 女性同士でなければ、 打ち明けられないこともあるはず。 などと、一足飛びなことは言いません。 ただ、ミネルヴァの貴女がたがいる 貴女がたのような弁護士もいる ことをシンボルにして、目標にしている人を 私は、一人知っています。 失礼しました。
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