三一書房。
良心的出版社の代名詞的な存在でありましたね。
この本を読んで、
筆者は、
三一、というよりは、
印刷・インク・製紙業界含めた
現行紙パルプ出版全体の危機を
読みとらざるを得なかったのでした。
(筆者は本業が金融系なものですから)
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この三一危機の引き金のひとつが、
朝日新聞の誤報。
朝日の本社に抗議に訪れた。午後十時頃である。
すったもんだはあったものの、事の重大さに気づいたのか広報室の有田茂副室長が、藤谷浩二記者を呼び戻し、上司の浅井義貴学芸部次長と一緒に話し合いの席につかせることを約束した。
待つこと約一時間三〇分、ようやく姿をあらわした藤谷記者は顔面蒼白でさすがの担当デスク(学芸部次長)も「一方的取材で記事を載せたのは明らかに当方のミス」と頭を下げた。
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しかし、この
『三一にみる日本の黒い霧』
というタイトル
松本清張の往年の名作
筆者も昔、熟読しました
『日本の黒い霧』
から取ったものと思われます。
しかし、まぁ、なんですねぇ。
銀行の不良債権の額からみれば、
一勧ひとつで、
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全出版社の
全売り上げ
を超えているわけですから
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『日本の』は、
大げさ過ぎではないですかねぇ。
(いや、出版関係の人は、
こうした由なき
事大主義が多すぎるやに思います)
大蔵省の「法人企業統計」とか
ちょっとめくるだけで、
中小卸・小売企業は、97年
5兆円
の欠損
(粉飾含んでさえでしょう、当然)
つまり、
資本金の食い潰し
が始まっているのです。
そんな国のなかで
売り上げの総額がやっと
2兆円そこそこの業界が、
『日本の』は、ないでしょう。
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筆者が
「ここの本、全部買ってきてくれ」
とチームの一人を行かせた際、
彼が、
「場所は本郷のどのあたりでしょうか?」
と聞くと
三一の人は
「つまり、その順天堂大学の裏です」
と答えられていたではないですか。
しかし、
しかし、
買ってきたこれら三一書房書籍群。
すばらし過ぎる! (ここ、村西とおる監督風)
もう、修業中の
法律のブラックジャック
のためにあるような本の数々。