では、始めたいと思います。

まず、

私に送られてきた通知書。

ここには、

文春記事『疑惑の銃弾』
の削除

のみを求められており、
私の、
内藤・清水法律事務所様への電話での

「他のことは争点にされないのか?」

との質問には、明確に

「その一点だけです」

と答えられていました。



にもかかわらず、

プロバイダ「BIG」には、

該当ホームページの
即時閉鎖

を求めておられます。

                (株)ビッグカンパニー インターネット事業部
                     アミューズメント・ビッグネット係
                   

         警告:お客様のホームページデータについて


お客様のホームディレクトリ内において、著作権侵害の恐れのあるデータの所持及び
公開が確認されております。

該当URL
http://www17.big.or.jp/~fujio/

本日、株式会社文芸春秋 代理人弁護士より該当ホームページの即時閉鎖を求める
配達証明郵便が届いております。以下その内容です。

該当ホームページには当社刊行物「週間文春」1984年1月26日号以降に連載され
た「疑惑の銃弾」と題する一連の記事が当社に無断で掲載され、公衆に送信される状
態におかれています。
 かかる事態は当該記事につき当社が所有する著作権を侵害するものであり、断じて
看過することはできません。
(当社=株式会社文芸春秋)

上記の内容が事実である場合は、弊社サービス会員規約違反となりますので該当デ
ータを速やかに削除お願いします。
以下会員規約からの抜粋です。

---------------------------------------------------------------------
5. 加入者の禁止行為
1) アミューズメント・ビッグネットのご利用については、以下の行為を堅く禁止させて
  いただきます。
*誹謗、中傷、猥褻など公序良俗又は法令に違反する文書、図画などの頒布及び掲
 示など (*注1)

注1 アダルト風俗関係、および著作権に抵触する恐れのあるホームページ
(リンクページも含む)の公開、並びにこれらに関係する当社サーバーでのデータの所
持は一切禁止致します。

これに該当するか否か自己判断が困難な場合は必ず弊社の審査を受けて下さい。
---------------------------------------------------------------------

以上宜しくお願い致します。

要求する内容に統一がない。
ここにまず、第一の疑義を呈したいと思います。


これ以降は、

『GALAC』

誌上での

『裁くのは俺だ!』

での
内藤様のお言葉を
コラージュさせていただくのみにとどめます。


 「情報の製造物責任」
という言葉を耳にして、うまい造語だ
と思った。

  その精度や的確性を欠いたものは
法的責任を追及される可能性があると
いうことである。

 だがそれでも、金銭をもって予報を
購う以上、それが欠陥品だった場合の
補償が何もないのはおかしいという理
屈は、素朴であるだけに力強いものが
あるのではないか。



 おそらく本音を言ってしまえば、大
衆社会における
「大衆」
たちは、あなたも私も含めて、程度の
差こそあれ、
「愚民」
の集合であろう。だから、これら
「愚民」
に対してストレートに諸々の
「情報」
を流してしまっていいものかどうかと
いうためらいは、それなりに理由があ
る。
「愚民」
は必ずしも人の言ったことをよく聞か
ないし、聞いたとしても
「愚民」
ゆえに曲解することもしばしばである。
事実、生ゴミは月曜金曜だけだという
のに平気で火曜日に出す奴だっている
ではないか。だから、と
「情報」
のコントロール者は考える。
こうした哀れな事態を避けるためにも
「情報」
はうまく調整して出していかなければ
ならない。
 しかし、当の
「情報」
のコントロール者そのものも、やはり
「愚民」の一人なのである。



では、こうした
「愚民」
たちを前に、もっとも有効な情報政策
とは一体何か。
おそらく
「もっとも有効な」
という選択はきかず、
「より悪くない」
という消去法でしか決まるまい。情報
コントロールが結局は一方の
「愚民」
による他方の
「愚民」
のコントロールとして
混乱を生じるだけだとすれば、結局残
されたものは、

情報開示政策

ということになる。たとえそれによって
一時パニックが起きようとも、まだマ
シということだ。たぶん諸外国で浸透
している情報公開制度とは、そうした
「より悪くない制度の選択」
の結果として根付いたものではないか
と私は思う。



 僕は一応は著作権の専門家といって
いいであろう仕事をしている者だが、
放送などをソースとする著作権侵害の
被害額というものは実は実証されたデ
ータがない。権利者サイドは、そうし
たダビング行為がなければビデオグラ
ムがこれこれの金額売れたはずだ、と
主張するが、そう単純な相関関係では
ないということは経験的にわかる。


以上、私の言葉は一言もありません。

次回は、
内藤先生のお答え、
御メールいただきました上

公開での法律戦




とさせていただきたく存じ上げます。

返信お待ちいたします。


             藤尾 潔




しかし、
内藤様

依然、私はソニーにて禄を食んで折り、
買収されて間もない
コロムビア(ソニーピクチャーズ)
の方とファクスのやり取りをしていたことが
ございました。
そのころから先生の御高名存じ上げておりました。

その頃にはあなた様とこうして法律の干戈を交えることになるとは
思いもよりませんでした。
私は、昨日清水浩幸先生に

「なぜ、あなたがたなのか?
文藝春秋の顧問は、
古賀総合の古賀正義先生
あるいは
ミネルヴァの喜田村洋一先生
ではないのでしょうか?
私は、喜田村先生と法廷で立ち会いたい」

と申し上げました。

映画ということでいえば、私は、先生同様
ビリー・ワイルダー
が好きです。
ジャック・レモン主演の
『Five Point』
ジャーナリズムの根幹を衝きながら
エンターテインメントとしても成り立っている。
あのようなものに関わりたいと思って参りました。

喜田村先生も
内藤先生も
ニューヨーク州弁護士資格を
お持ちでいらっしゃいますね。

ニューヨークの法律事務所を描いた
アル・パチーノ、キアヌ・リーブス主演

『ディアボロス』

私は、この映画を見て
身が震えるような
それは実は私が、私の人生で何度か同じ思いを
してきたという意味でですが

キアヌ・リーブス演じる弁護士が、
法廷で



を見るシーン。
自分の



は、いったい何者なのか?
と狂おしく自問するシーン。
これはまさしく私が味わってきた
恐怖に近い
感情
それと同じものだったからです。



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