『買ってはいけない』

「ええ本や」
と思うところも多いけど
この
ダチョウ倶楽部
の一人みたいな顔した渡辺雄二先生のいう、

渡辺「キリンの「ビール職人」も麦芽100%だが、遺伝子組み換えを推進している企業の製品をすすめるわけにはいかない。」

日垣「ほとんどこれではイヤガラセ、
でなければ企業言論テロである。
サッチーが学歴を詐称しているのだから、
阪神電鉄には乗るなといっているようなものだ。

桃の天然水(JT)の項での、
企業批判の切り口はこうである。」



渡辺「10代から30代を中心とした糖尿病患者25人を調べたところ、
ほとんどが過食の状態で、
そのうち22人は清涼飲料水を1日2〜3リットルも飲んでいたため、
ペットボトル症候群と名づけられた。
糖分の多い清涼飲料水の摂りすぎが原因で起こる糖尿病のことだ」

日垣「これが、なぜJT(日本たばこ産業)批判やら桃の天然水批判になるのか。一日に二〜三リットルも飲むなよ、という問題にすぎない。

日清ラ王には「アレルギーをよぶ添加物いっぱいのラーメン」
との見出しがつけられており、
文中にはたとえば、こうある。」
渡辺「肉エキスや豚肉は、
肉アレルギーの人にとっては強力なアレルゲンだ。」

日垣「完全無農薬・有機栽培の米だって、
米アレルギーの人にとっては強力なアレルゲンだ。こんなものは不当な言いがかりであるが、
それとも笑いをとりたかっただけなのか。」

〈『「買ってはいけない」は嘘である』文藝春秋刊より」〉

文芸春秋社刊『「買ってはいけない」は嘘である』

ぼけは、渡辺先生。
つっこみは、日垣先生。
この辺は何とかなりまへんのかいな。



それより、
本多勝一先生。

『マスコミかジャーナリズムか』

ええ本やけど、こんなこと書いたあります。
 記録映画作家の友人が、去年の暮れに外国から帰る飛行機の中で、江川紹子氏の「菊池寛賞」受賞を知ったとき、「これは受けるべきではない」と思ったそうだ。

 坂本弁護士の母親が「オウムに息子を紹介した江川さんを恨みます」と発言した。極悪集団の事件を紹介する前に「ジャーナリストだったら自分でペンをとってその後紹介してもよかった」と言い、さらに「私が一番苦しいときに江川さんはジャーナリストとして賞に輝きました。それを考えるとなおさら悔しい」と訴えたという。

 だが、熟考してみても、やはり一点の問題は残る。前述の記録映像作家による指摘は正しいのではなかろうか。責任と負い目を感じていれば、これで「賞」の類を受けとるべきではなかった。辞退すれば、江川氏の仕事の、まさに「画竜点睛」となったであろう。惜しいと思う。
 江川氏は「多くの方が悲しみのなかにいるときに、私だけが晴れがましい賞をいただいていいのか複雑な思いです」と語っている。
(朝日新聞一九九五年十二月二日朝刊)
それならば、なぜ辞退しなかったのか。
「賞」などは無名の功績者顕彰の場合以外は基本的にナンセンスなのだ。私も菊池寛賞を受けたことがあるが、文春の愚劣な本質を知ってあとで返した。「あとで」返した“先輩”として忠告する。江川さん、今から辞退しても遅くはありませんよ。

『愛国者と売国者』(朝日新聞社)収録の「菊池寛賞を改めて拒否しなおす」に詳述。

せやけど本多先生
『文藝手帳2000』(文藝春秋公式ハンドノート)


本多勝一、堂々と

『菊池寛賞受賞者』

に載ってまっせ。
みんなムチャクチャや。

どないなってまんねんな!

(タイトルは、文藝春秋現社長、編集局長の名前がたまたま勝氏でいらっしゃるので並べてみました)


大宅壮一ノンフィクション賞受賞者がフィクションとは

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